昨日は、ナイキ主催のサテライト10Kマラソンイベントin 井の頭公園に参加してきました。
同じ日に本栖湖で大会が開催されていて、(申し込んだが参加者が多く、定員〆切になってしまっていた。)駒沢公園、井の頭公園で練習会のようなイベントが開催されたので、こちらに参加しました。
井の頭公園の西側に、トラックがあって、そこを2周した後、公園を5周。
また西園に戻りゴール、という10Kのコース。
男女混合なので、公園内を走っている時は、男性に1週や2周の差をつけられながら走ることになるのだけど、自分のペースを守ってゆっくり走りました。
中には、”えっ?!こんな人も10k走るの?!”と、見るからに運動していないような雰囲気の女性も多く、そういう方に限って始めのほうに飛ばすんですよね。
”こんなヒトに負けられない!!” などと、
つい私も飛ばしそうになりましたが、それじゃ10Kもたないのは分かっていたので、いつものペースで走りました。
公園は、アップダウンが結構あって、下り坂につい加速してしまうのですが、なんとか押えました。
10kのランニングの実況中継を私のココロの動きと共にこれから再現してみますね。
まず西園のトラックを2周走って、それから森の中を通って、坂を下って井の頭公園に入ります。
土日の井の頭公園は、art ギャラリーといって、アーティストさんたちが、思い思いの作品を露天販売しているのです。
カップル、家族連れが多く、とても賑わっていて、その中をかきわけて走り抜けなければいけません。
走り始め1周で(1周1.6キロ+グランド2周)早くも疲れ、嫌になり、頭の中で、”棄権”の文字がよぎりました。
別に順位がつくわけでもないし、自由解散だし、コースをそれてそのまま帰ってもどうってことない。
早くもそんな怠惰な考えが浮かびました。 はやっ!!
何が嫌って、カップルが楽しそうにイチャイチャちゅっちゅ
しているんですよね〜
”なんで私はこんな辛いことしてんだろ〜??”
なんて考えたりして。
でも、2周を終えて、3週目にはいったら、苦しいながらも”いけるかも。”と思え、「あと3週。」が、「あと2周。」
と、残りの数が、走った数より少なくなるとガゼン強気になり、なんとか5周走り終えました。
途中脱落する人や、最初のトラックで飛ばしていた女の人もどんどんペースを落としてゆく。
私も疲れていたけど、自分のペースを終始守っていたので、最後、少しだけスパートをかける余力は残っていました。
あとは西園に戻ってゴールするだけ。
が、しかし、公園から西園に行く途中、超急な坂を登らねばなりません。
腿がパンパンになるくらい急な坂です。
その坂を、苦しそうに登る女性が数人見えたので、
「よっしゃぁ〜元アスリート魂を見せてやる〜〜
!!」
などと馬鹿なことを思い、その坂でごぼう抜き(は、大袈裟。)。
そんなことをしたら、坂を登り切った時には、心臓が口から飛び出そうになり、そこからゴールまで、1キロ近くあるってーのに脚がもつれ・・・。
後悔
でも、棄権することなく無事ゴールいたしました。
団体行動が超〜苦手な私は、スタートで100人の中に埋もれた時は、
「一人で走る方が気楽でいいな〜。」
なんて思いましたが、他人と走る際のペース配分とか、気持ちの浮き沈みをコントロールすることなど、とてもいい勉強になりました。
が、今回イベントレースに参加してみて解ったこと。
私はマラソンには向いていない。ましてや10k以上の過酷なレースには不向きな性格だということ。
運動は好きなので、基本的に走ることは嫌いではなけれど、エキサイティングなこともなくたんたんと
同じことを繰り返すという作業がつまらなくて駄目なんですね。
でも、こんな飽きっぽくて忍耐弱い性格を少しでも変えるには、マラソンはいい手段だと思います。
今回のレース後は、過酷なことをやりとげた達成感をあまり感じなくなっていました。
若いころはもうちょっと感動してたような気がしますが、歳をとってしまったのでしょうか。
”あ〜気持ちいい!!”と爽快感を感じられる程度の距離で充分!
マラソンブームなご時世ですが、マイペースに楽しみたいな、と思いました。